私の人生の節に、どん底に落ち込む期間もあったけれど、そんな中救われた事があります。
それは、「人との触れ合い」「温かい言葉」でした。
過去、私は、衝動的に電車を乗り継ぎ、水族館で浮かぶクラゲを何時間も目で追いながら、この世から逃げ出したい気持ちになっている日がありました。
浮かんでは沈んで、浮かんでは沈んで、
流れていく。
この世とあの世の境目の様な気分。
「…私もクラゲに生まれ変わりたい」
閉園間近のアナウンスで、ふと我にかえり、水槽から離れようとした時でした。
目の前から小さな男の子がよちよち歩きで向かってきて、私の脚にしがみついたのです。
固まった私は恐る恐る下を覗くと、
向日葵のような笑顔でニッコリ笑ってくれて…。
小さな靴と、小さな手。脚に温かい体温が伝わってくるんです。
その愛らしい姿に、私は、本当に救われたのです。
「すみません」と謝る母と共に手を繋いで出口に向かっていきましたが、
私がふと目を向けると「ばいばい!」って…小さな手を振ってくれたんです。
私、涙が出てきました。
可愛い。本当に可愛くて。人と人って素晴らしいな。って思いました。
ただの小さな出来事かもしれないけれど、私は本当に救われたんです。
生きてるだけでいいんだ。って思えました。
小さな頃から人によって何度も傷ついたけれど、逆に言えば人によって何度も救われました。
温かい交流、温かい言葉が一つあれば、何度でも蘇られるんです。
「ありがとう」
「あなたがいてくれてよかった」
そんな言葉で私は助けられたから。
だから、私は、同じように、困った人がいれば、温かい言葉を出したいです。
人に産まれたから、また同じ、人の為に生きたい。傷つけあうよりも、支えあいたい。
分かり合えない人もいるけれど、それでも私は温かい言葉を口にしたい。
今、その言葉が届かないほど辛くても、時が来たら、きっといつかわかる日が来ると思うんです。
「味方なんて誰もいない。」
「私はひとりぼっちだ。」
今よりも若かった頃は私もそう思っていました。でも、今なら分かります。
家族から与えられた無償の愛が。
私は幼かった頃の自分に言いたいのです。
急がないで。慌てないで。
人生や感情には波があるから。
上手く行った日を忘れないで。
優しい言葉、小さな幸せ、それを覚えておけば、いつか必ず蘇られるから。
私の事を思ってくれた人達が、みな、幸せでありますよう、祈っております。
私の些細な言葉でも、どこかで誰かが支えになっているなら、
私は本当に幸せです。
この文章全てに愛を感じました。素晴らしいですね。ことはの力は本当にすごいと思います。今までのさまざま形で発信されたことば、どれも大切で、人生を励まし、楽しませてくれた宝物です。
一方でことばは完璧でないところもあります。ことば以外の形での人と人のつながりも大事だなあ、と思います。言葉だけでないすべてのメッセージが愛おしいです。
ありがとうございます。
思いが届いていると嬉しいです。
リアル『微笑みの爆弾』ですね
潤ちゃんが悩んでる時になかなか気付けなくて申し訳ない…今年の初めから色々あったと思うけど年末に向けて追い風が吹いてきた様で何よりです。
やばい時はお知らせください👍
人間は言葉が話せる分、人を傷つけたり、また人を労ったり…難しいですね。実際に口に出して言われるのも辛いけど、文字での攻撃もあって…
だけど、私は潤さんの言葉で救われました。本当に感謝してます。。